ベトナム北部で農業資材が揃う場所、国立ベトナム農業大学

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ハノイ近郊で農業用品を購入するなら、国立ベトナム農業大学(Vietnam National University of Agriculture)がオススメです。日本の大学のイメージでは想像できないのですが、なぜか大学の中に資材店が並んでいるんです。農業大学内の資材店ということもあって、品揃えが充実今回は、どのような農業資材が手に入るかご紹介しようと思います。

ハノイ近郊の農業資材事情

国立ベトナム農業大学をご紹介する前に、ハノイ近郊の農業用品事情をご紹介します。

ベトナム(特にベトナム北部)で農業をしようとすると、一番苦労するのが資材集めでした。日本では、ホームセンターでほとんどの資材が手に入るし、農家向けの資材販売業者さんもあるので電話やネットで気軽に注文することができます。しかしベトナムでは、日本ほどに資材の取扱店が充実していません。日系のホームセンター「コーナン」が、2016年7月にホーチミンにオープンしましたが、ハノイ近郊にはホームセンターと呼べるものはまだないのが現状です。

そのため、ベトナム北部では農業用品を購入するには、小規模店舗やショッピングセンターの農具用品コーナーで購入することになります。いくつか小規模店舗が集まっているスポットがあるので、その情報も今後ご紹介していきたいと思います。

国立ベトナム農業大学

前段が長くなってしまいましたが、今回は、国立ベトナム農業大学の中にある資材店を紹介したいと思います。国立ベトナム農業大学は、イオンモールロンビエンの近くにあって、ハノイ市内から、15〜20分程度あれば到着できます。

入り口は、こんな感じです。タクシーで大学に向かうと、この看板の前で降ろしてくれると思います。

門を入って100mほど進めば、資材店が3〜4店舗並んでいます。

国立農業大学で手に入る資材

お店によって取り扱っているものは若干異なりますが、手に入るのは主に以下のような農業資材です。

  • 肥料
  • 培土
  • 農薬
  • シルバーマルチ、黒マルチ、遮光シート
  • 種苗
  • プランター、スコップ、ジョウロ等の小農具
  • 潅水チューブ類

どのような資材があるか写真でご紹介します。

肥料

肥料は、ベトナムメーカーの化成肥料が中心です。パッケージを見るとN・P・Kが書かれているものもあれば、書いていないものもあります。

培土

牛糞堆肥や、ミミズ糞土、培土も販売されています。牛やミミズのイラストがあるとベトナム語がわからなくても、なにかわかりやすいですね。

農薬

農薬もたくさん並んでいます。日本でもよく見かける殺菌剤のダコニールもありました。

シルバーマルチ、黒マルチ、防草シート

ベトナムでは、シルバーマルチや黒マルチが多用されているようで、資材店にも置いて有りました。探せば、透明マルチもあると思います。ただ、品質的にはあんまり良いものではありませんでした。実際に、私達も栽培に黒マルチを使ったのですが、破れやすい素材だったので、2枚重ねで使いました。防草シートも探したのですが、いまのところ見つかっていません。。

種苗

国立ベトナム農業大学には、たくさんの種が売られています。ベトナムメーカーのものが中心で、ほとんどの野菜の種は、ここに来れば手に入ると思います!

緑肥(ソルゴー系)の種も販売されていました。

嬉しいことに、いくつか日本種が販売されています。このときは、ニンジンやキャベツ、ホウレンソウの日本種苗を見つけることができました。店頭に並べられていない場合もあるので、店主さんに声を掛けてみると良いと思います。日本人だとわかると奥の方から出してくれます。
これは余談ですが、ベトナム農家では、日本の種は虫が付きやすいという人もいれば、いい野菜ができるという人もいて、一概に評判がいいというわけではなさそうです。土地との相性もあると思うので、まずはいろいろ試しに栽培してみるのが一番いいと思います。

プランター、スコップ、ジョウロ等の小農具

育苗に使うプラグトレーも販売されています。商品によっては、熱に弱いプラスチックで出来たものもあって、太陽熱にやられて曲がってしまうプラグトレーもありました。使ってみないと品質が良いかは分からない..といったものがベトナムでは多いような気がします。

ベトナムのジョウロのほとんどは、このように手作りなものが多いです。大きな穴が空いているので、水がボトボト落ちます。トマトの育苗をしているときに、このジョウロの口を使うと、苗が倒れてしまうので、私達は日本のプラスチックジョウロの口を、ハンドキャリーで持ち込んで栽培に使いました。

潅水チューブ類

購入したことはないのですが、点滴潅水のチューブも販売されていました。付属部品も販売されていたので、一定の潅水用具は揃っていると思います。

国立ベトナム農業大学には、上記で紹介した資材店の他にも、耕運機を取り扱っている店舗もあります。その店舗については後日紹介したいと思いますので、お楽しみに。ベトナム北部で農業をされる方は、まずここへ来ることをオススメします。それぞれ店舗の規模は大きくはないのですが、種類が豊富なので、いろいろ資材を入手することができますよ。

Vietnam National University of Agriculture

Address tt. Trâu Quỳ, Gia Lâm, Hà Nội, Vietnam [Google Map]
WEB vnua.edu.vn

動画でのレポートもあります。

〜お知らせ〜
ベトナム情報メディア〜VietAgri(ベトアグリ)〜では、ベトナムの農業に関する情報を収集・配信しています。ベトナムで活躍する日本人の情報や、資材情報など、ご存知のことがあれば、お気軽にお知らせください。お問い合わせは、[こちら]から。

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TokumineAkari

1990年生まれ。大学時代に、沖縄の学生ビジネスコンテストで2年連続最優秀賞。Starup Weekend OkinawaやPOStudyなどのイベントを運営。沖縄県内のIT企業を経て、フリーランスのWEBディレクターとして独立。半年の東京滞在の後、東南アジアを巡る旅へ出発。2016年3月から徳島に移住し、有機農業を学ぶ。2016年11月からベトナム・ハナム省在住。ITと農業、2足のわらじ履いてます。